50歳手前にバドミントンを始め、最初にあれ~と感じたことは足が素早く一歩前に、後ろに動けない、それに歩幅が小さい。もともと走るが苦手で、健康のために運動しようなら、ジョギングの選択肢は私にないとはっきりに言える。バドミントンを選んだ動機も健康のためではなく、純粋にやってみたかっただけだ。
始めて数年が経ったごろ、チーム内で試合練をしていると先輩がよく人のいないところを狙ってくださいと言った。もうすぐバド歴10年になる今は、言われる回数は減ったがまた言われている。ここはポジティブに進歩したにしよう。
人のいないところに打つのは分かっている。問題は人のいないところってたまにしか見えない。
そのたまにってという時?
例えば対戦相手の二人が右側に凄く寄っている時だと左側がはっきりガラ空きに見えるのだ。
そんなのは当たり前でしょうと突っ込みたいあなたに弁解させてください。
コートに立ってれば無我夢中になる、私の場合は最初の2,3年にこの状況をすら把握出来ていなかった。だからたまになるのだ。
加えて対戦相手のラケットの構え方を見ることだと、これは完全に見えないのだ。
すべては老眼が進んでいる、動体視力が弱いにしたいが、真実ではないのだ。
確かに視力の低下は飛んできたシャトルの軌道を速く捉えない、だけとそれは対戦相手の立ち位置とラケットの構え方に見えないとは別問題だ。私より年下の上手な先輩達に聞くと、はっきりくっきりは見えてないよ、だいたい見えてるぐらいだよと回答した。
そうか、だいたいでいんだ。だけど、私はだいたいという程度にすらいかない、どうすればだいたい見えるようになるの?この極めて重要なことに。
先日、この壁というほどの悩みをコーチに聞いてみたところ、高く飛んで来るシャトルを見すぎているかもしれない、要するに目線がずっとシャトルを追っかけっている。相手が打った高くて遠い球なら、飛ぶ方向がだいたい分かっていて来るまでは時間がかかる、それで相手が一瞬に見えるとコーチが教えてくれた。
私はテレビで見た山口茜選手を思い出した。彼女は確かに高く飛んで来るシャトルを見て、相手を見て、またシャトルを見て打つ、凄く余裕があるに見えるのだ。
あの~世界のトップ選手の真似は無理でしょう。
無理ですね。鑑賞のみですね。そもそも真似したいとも言ってない。
しかし、よく考えてみたら、私がいるステージでの競争なので、自分はどのあたりにいるかは分からないが、楽観的に真ん中あたりにいると仮定すれば、同じ悩みを持つ、同じ壁にぶつかっている人のが大多数だ。上手な先輩達は「だいたい」を言っているし、自分も「だいたい」を目指せば十分じゃない?
そうだ。コーチに練習法を聞くのだ。